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うずわを求めて……
『森下魚店』

記念すべき初リクエスト!!

本日ご紹介するのは、真鶴町の昔ながらの魚屋さん『森下魚店』さんです。実は今回はちょっと特別。なんとこの『まなNAVI』を始めて以来、初めて「読者の方から取材のリクエスト」を頂いたお店なんです!! しかも真鶴の外に在住の、遠方の方から!!

他にも「これ紹介してほしい!」というものがありましたら、お気軽にメールでご連絡ください

そしてリクエスト頂いた『森下魚店』さんは、真鶴の町民の方なら皆知ってる有名店。真鶴唯一のスーパー「小田原百貨店(パントリー)」さんのすぐお隣。創業はなんと1957年(昭和32年)!! 真鶴の食卓をずーっと支えてこられた、まさに町の台所のような魚屋さんなのです。




入ってすぐにお魚がお出迎え

お店に入ってまず目を奪われるのが、すぐ左手にある大きな水槽! これが生簀(いけす)になっていて、立派な石鯛やサザエたちが元気に泳いだり、ひっそり佇んだり……。買い物に来たはずなのに、ついつい足が止まってしまいます。

水族館が大好きな私はここを見ているだけで時間を忘れちゃいます

『森下魚店』さんが他の真鶴の魚屋さんとちょっと違うのは、お魚が丸ごと一尾の状態で並んでいること。お客さんの「これちょうだい」に合わせてその場で捌いてくれるので鮮度も抜群! しかも捌いてもらっている間に、お隣の「小田原百貨店(パントリー)」さんでお買い物を済ませちゃう……なんていう真鶴ならではの合わせ技も。

この日の店先には、アオリイカ、太刀魚、ジンダ、ムツ、地カツオ、イナダ、イサキ、アジ、イトヨリなどが並んでました

普段はご近所さん向けに見えて、その実力は本格派。町内のいろんな旅館さんに、自家製の干物や豪華な舟盛りをおろしていらっしゃるそうです。プロの料理人さんたちにも信頼される、確かな目利きと腕前なんですね。

嬉しいことに、一般の私たちでも舟盛りや市場からのお取り寄せをお願いできちゃいます。お祝いごとやおもてなしの日には心強い味方。県外の方には宅急便での発送もしてくださるそうで、遠くのご家族へのお土産にもぴったりですね。




自家製『塩うずわ』を食べてみた!!

鮮魚のほかに、塩辛や西京漬などの自家製の品もずらり。中でも今回ぜひ食べたかったのが、この塩うずわです。「うずわ」といえば、駅前の「KENNYピザ」さんのトッピングとして食べたことはありますが、お便りによるとこちらの『森下魚店』さんのものが絶品らしい……!?

「うずわ」自体、KENNYさんで食べたのが初めてだった私です

そもそも真鶴町民なら誰もが知ってる「うずわ」とは? ……ソーダガツオの塩漬けのことです。「ヒラソーダ」と「マルソーダ」の2種類があって、日によって並ぶものが違うそうです。お店の方いわく、「ヒラ」の方が脂がのっていて美味しいとのこと。覚えておくと「通」っぽいですね!

塩がしっかり効いているので、食べる前に「塩抜き」が必要です

やり方はかんたん。うす〜く切って、たっぷりのお水(または薄い塩水)に20〜30分ほど浸すだけ。途中でお水を1〜2回替えて、味見をしながらお好みの塩加減で止めるのがコツです! 細かく刻んでペペロンチーノに混ぜても絶品なんだとか。でも今回、私が試したのは……あつあつご飯にのせての「お茶漬け」です!!

これがもう……染みる〜!!

ほろりとほぐれる身から、凝縮された旨みと程よい塩気がじゅん・じゅわ〜っと広がって、さらさらのお出汁との相性ばつぐん!! 朝ごはんにも、夜食にも、お酒の〆にも最高の一杯になると思います!




地物の魚を食べたい人、集まれ〜!!

『森下魚店』さんがこだわっているのが、なるべく地物の魚を店先に並べること。真鶴の海で揚がった新鮮なお魚を地元で気軽に味わえるって、考えてみればすごく贅沢なことですよね。その日に何が並んでいるかは、行ってからのお楽しみです。

最後に、取材中に思わず笑ってしまったお話を。せっかくの魚屋さんなので「いつもどんな調理法で?」と聞いてみたところ……なんとほぼお刺身しか食べないそうで、最近はそのお刺身に焼肉のタレやごま油をつけているとか。魚を知り尽くした人ならではの自由すぎる楽しみ方に脱帽です。

プロがたどり着いた境地……私も今度こっそり真似してみます








Author
はなな
真鶴町在住の大学生。家族の協力を得て『まなNAVI』を運営しています。趣味はウクレレ(ギター)と豆チョウ採集。夢は、開発中の「ぼんぼん鮫最中」をいつか商品化することです!!