EDITORIAL
若者と地方を元気に!
『りふれくCAMP』

高校時代の『りふれくCAMP』

鉄は熱いうちに……と言いますが、前々回の記事『真鶴出版トークイベント 資本主義と美の基準』で触れることになった、私の高校時代の構想……『りふれくCAMP』につきまして、今回は振り返り、未来へつなげていきたいと思います。

トークイベントを経験して、熱い想いが湧き上がってきちゃいました!

『りふれくCAMP』というのは、私が高校3年生だった時、町役場の卜部さんからのおすすめで応募した、県のプレゼン企画……そのようなコンテストに出場するのは初めての経験だったのですが、なんと黒岩知事から「最優秀賞」を頂いてしまいました。

そしてその半年後、真鶴町で2回にわたり、実際のCAMPが開催されました。各回15名ずつ、計30名の町内外の子どもたちと真鶴町内の方々が触れ合い、お林や海の自然、干物づくりや真鶴の歴史を学んだのですが、その際には県の職員さん、真鶴の町の人々、企業や取材の方々に、本当〜にお世話になりました。


上のpdfのレジュメに5ページでまとめています。スクロールしてお読み頂けると本当に嬉しいです!



若者を元気に!

でも本当は2回で終わってしまうものではなく、小学校高学年から高校卒業までの間に毎学期1回……計20回以上は繰り返したいのが私の『りふれくCAMP』構想です。そのために今は大学で「教育」と「地域創生」とを意識的に学んでいます。まずは「教育」の課題からお話いたしますと……。

当時の私自身にも当て嵌まることなのですが、自己評価が低くて自信がなく、未来や将来に希望が持てない日本人の若者たち……国際統計でもその通りの結果が出ています。特に私が小中学生の時からずーっと気にかけてきたのが不登校の問題。

学校に来れなくなって、高校になると辞めちゃうお友だちも出てきました

コンテスト当時も、仲の良いお友だちに辞めちゃいそうなコが2人いて、もちろん私は先生や保護者側ではなく、その気持ちが分かる側にいました。難しく絡んだ原因の中に「やりたい事・好きな事が見つからない」&「ここじゃなくても良んだ感」……があるんじゃないかな〜、と思っていました。

でも毎日が学校とお家の往復で、授業と塾とスマホに大量の時間を奪われるだけの若者に、どうやってやりたい事や好きな事が見つけられるというのでしょう? 47もある都道府県のうち、その大半に行ったことのない若者に、ここじゃない場所を見つけられるというのでしょう?

畑で育てた野菜を収穫する。牛さんの乳搾りをする。木を一本切り倒す。土窯で焼いて木炭にする。漁船で漁に出る。海に潜って海女ちゃん。醤油や味噌の醸造。ろくろを廻して焼き物。機を織る。蕎麦を打つ……数多(あまた)ある職業のほとんどを、私たちはお試しさえしていません。

好きな事、やりたい事はその中にあるかもしれないのに……



地方を元気に!

それはちょうど、地域が抱える課題とジクゾーパズルのように凹凸が呼応すると思うんです。『りふれくCAMP』で解決したいのは、関係人口の増加と後継者不足の解消。過疎化が進む日本各地の市町村にとって、思春期の若者が1〜2週間合宿するだけでも大きな機会創出となるはずです。

廃校や空き家をリノベして合宿施設を作り、都会や郊外の若者に体験学習を提供する。将来その地域を気に入ってくれて、移住やIターン就職への呼び水となることが期待されれば、昨今問題視される外国人実習生のように、人手不足の埋め合わせなどには決してなりません。

逆に、若者と積極的に交流し、当事者意識まで共有できれば、その土地をどうにかしようとする使命感まで芽生え、必要とされる側にある自己肯定感も向上するはずです。……なんだか表現が堅苦しくなってきちゃいましたが、地域の大人や高齢者とお話しするだけでも良いんです。

その効用は私がこの真鶴町で、いちばんに体感しています



切実な思いです

「真鶴出版」さんのトークやその後の「草柳商店」角打ちでも話題に上がりましたし、先週はいよいよシンギュラリティーに入ったと宣言されたAI。ホワイトカラーが主役だった労働市場の刷新が囁かれる一方で、その先行きはまったくの不透明。若者が不安を感じるのも無理ありません。

本来なら広い世界を知って、多様な経験をし、どんな変化にも柔軟に適応できる力が求められる時代に突入するのに、若者の環境は年々狭まっているように感じます。不登校だけが私の懸念ではありません。もっと切実に、若者の自殺率の増加をなんとかしたいという思いがその中心にあります。

狭い人間関係と狭い選択肢に苦しんでいる若者が多過ぎます

北海道から沖縄まで、日本には魅力的な場所がたくさんあります。適応力というと何だか難しい能力が要求されるように感じられますが、私のように「何でもいい、どこでもいい」と思えるいい加減さがその本質だったりする気もしますし、真鶴町が選択肢のひとつになれば良いな……と思っています。









Author
はなな
真鶴町在住の大学生。家族の協力を得て『まなNAVI』を運営しています。趣味はウクレレ(ギター)と豆チョウ採集。夢は、開発中の「ぼんぼん鮫最中」をいつか商品化することです!! 詳しいプロフィールはこちらのページで!!