OCEAN
はななのフィッシュ日和*71
『沼津港深海水族館』

幼稚園ぶりに行ってきました

静岡県の沼津にある『沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム』へ、超〜久しぶりに行ってきました。前に行ったのは調べてみたら2013年……なんと幼稚園生のとき。オープンからまだ間もないころに連れて行ってもらったみたいです。

でもその時の記憶は今でも断片的に残っています!!

深海をテーマにした水族館としては世界で初めて。冷凍のシーラカンスが見られるのもここだけ。……という学術的にもとっても貴重な場所。いつも私がいる相模湾の反対側、沼津が面する駿河湾の方が深いので、深海生物の展示に適しているのでしょう。

いつも浅瀬で熱帯魚を追い求めている私には未知の世界



きっかけはダンゴムシ?

話は幼稚園の頃の私に遡ります。その頃、私だけでなく世間でもちょっとした「ダンゴムシブーム」があったのです。知らない方が多いかと思いますが、NHK・Eテレでも取り上げられていて、影響を受けた私は幼稚園やお庭で採っては集めていました。

オスとメスを見分けられるくらいのダンゴムシ愛がありました

そのダンゴムシ好きが昂じてたどりついたのが……ダイオウグソクムシです。深海の底で暮らす、世界最大級の「等脚類」で、そう。じつはダンゴムシと同じ仲間なになるんです。

ダンゴムシをう~んと大きくしたような姿で、ひと目見た瞬間に、心をつかまれてしまいました。ふだんは海に沈んできた生き物を食べる「海のお掃除屋さん」で、代謝がとても低く、何ヶ月も、ときには何年もごはんを食べなくても生きているそうです。

そしてこの沼津港深海水族館には、私の憧れのダイオウグソクムシが展示されています。当時の私も、この水族館でダイオウグソクムシのぬいぐるみを買ってもらったほど、夢中だったようです。

今でもダイオウグソクムシは大好きです!!



深海バーガーの思い出

もうひとつ、はっきり覚えているのが、「深海バーガー」を食べたこと。水族館のすぐおとなり、「港八十三番地」にあった「沼津バーガー」さんの名物だったようです(今回調べました)。挟まっているのは、「メギス」という深海魚のフライ。

メギスは「ニギス(似鱚)」とも呼ばれる、キスに似た細長い深海魚で、駿河湾でもとれる、淡白でクセのない白身のお魚です。すり身や干物でも親しまれる、じつは定番の食用深海魚なんだそう。

「深海魚」と聞くとちょっとこわいけれど、食べてみるとあっさり上品でビックリします

幼稚園生の私にとっては、「深海のお魚を食べたぞ!」という思い出はちょっとした冒険でした。深海のいきものを見たあとに、その深海で獲れたお魚をいただく……という体験も、深海水族館のおとなりならではだった気がします。

じつは今回もまた食べたいな……と思っていたのですが、あらためて調べてみたら、その「沼津バーガー」さんは、2025年の11月をもって閉店してしまっていました。あの深海バーガーは、もう味わえなくなってしまったようです。

あと一年早く行っていれば、間に合ったのに〜……



主役はシーラカンス!!

今回、私の目を奪ったのは、「浅い海と深い海をならべて見比べる展示」でした。同じ海でも、深さが違うだけで、暮らす生き物の姿かたちがこんなに変わるのかと、つい見入ってしまいました。……いつもは遠浅のサンゴ礁ばかりに目を奪われていますので。

そして2階はまるごと「シーラカンス・ミュージアム」。約3億5千万年ものあいだ、姿をほとんど変えずに生きてきた「生きた化石」シーラカンスが、冷凍標本2体に剥製3体、合わせて5体も並ぶ、世界でも有数の空間になっています。

この展示を全く覚えていなかった幼稚園の私に驚きました

世界でここだけという冷凍のシーラカンスは、マイナス20度でしっかり保存されているそう。生体の展示が難しい分、剥製と冷凍、両方の姿を見くらべられるのも、ここならではです。シーラカンスの博士みたいなキャラクターもいて、可愛い!

幼すぎて覚えていなかった部分も、今回はしっかり見学して、記憶にちゃんと刻んできました。ダンゴムシ好きが昂じて行った深海水族館に、13年ぶりに来ることができて、嬉しいとともにちょっと不思議な感覚に包まれる再来となりました。

皆さんの「いちばん古い、水族館の思い出」は、なんですか?








Author
はなな
真鶴町在住の大学生。家族の協力を得て『まなNAVI』を運営しています。趣味はウクレレ(ギター)と豆チョウ採集。夢は、開発中の「ぼんぼん鮫最中」をいつか商品化することです!! 詳しいプロフィールはこちらのページで!!