真鶴町が渋谷に拠点を!?
先日、東京・渋谷の『SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)』で、真鶴町のキックオフイベントが開かれました。私もお誘いをいただいたので、真鶴から電車で約2時間かけて、渋谷に行ってきました。

SHIBUYA QWSは、渋谷スクランブルスクエアの15階にある会員制の施設で、様々な人が集まって新しい挑戦を生み出す場所です。真鶴町はここを、町の外の人とつながる拠点にしていくそうです。
真鶴を変えないために、変える
イベントのテーマは「関係人口」……その場所に住んではいなくても、地域に関わり続ける人を指す言葉です。小林伸行町長はご挨拶で、住んでいる人だけでなく、いろいろな形で関わってくれる人の力も借りて、町を経営していきたいと話されていました。

続いて登壇したのが、町役場で働きながら「一般社団法人まなとも社中」の代表も務めていらっしゃる渡部雄也さん。11年ほど前に東京都八王子市から真鶴へ引っ越して来られた方です。
大切にしているのは「真鶴を変えないために、変えるべきところを変える」という考え方。移住や定住だけをゴールにせず、イベントに参加する人、運営に関わる人、遠くからSNSで発信する人……と、関わり方は人それぞれで良い。何人来たかより、どれだけ深く関われたかを大事にしていきます。

具体的な取り組みの一つが、今年始まった『大人の地域留学【真鶴町編】』になります。町の外から来た20代の若者が1年間真鶴で暮らしながら、新しくできる小中一貫校に向けた活動や、空き家の活用、情報発信に取り組んでいます。
その若者たちが暮らすシェアハウスを改修したのが、芝浦工業大学の団体『空き家改修プロジェクト』さん。1年間で100日以上、メンバーの誰かしらが真鶴に来ていて、その活動の様子をリレートークで紹介してくださいました。

同じくリレートークに登壇された石塚清香さんは、横浜市役所に長く勤められた元スーパー公務員で、今は真鶴町の地域活性化起業人(民間の立場で町の仕事に関わる方)です。市民がデジタルなどを使って地域の課題を解決する団体『Code for Manazuru』を紹介してくださいました。
そして私も、リレートークでちょこっとだけ、自己紹介と、運営しているこの情報サイト『まなNAVI』の紹介をさせてもらいました。突然のお話で、心の準備もしていなかったので、上手く話せたかどうか……まだまだ修行が必要です。
「なんかいい」のその先へ
もう一つの取り組みが、この日に受付が始まった『真鶴町オフィシャルアンバサダー まなとも』です。「まなとも」は真鶴の友という意味で、合言葉は「なんかいいのその先へ」……真鶴が好きな人、ゆるく関わりたい人が仲間になる年会費制の制度で、町公認のデジタル名刺を持てます。仕事とは別の、第二の名刺のようなものです。

プランは3つ。年会費11,000円の「スタンダード」では、日本三大船祭りのひとつ、貴船まつりのお神輿を担げます。33,000円の「プレミアム」では、美の基準の冊子や真鶴産の柑橘がもらえて、SHIBUYA QWSも利用可能に。110,000円の「スペシャル」には、町内の宿の無料宿泊券も付きます。もらって終わりではなく、真鶴で体験してもらうことを大事にしています。
渡部さんも、他の町でアンバサダーをされています。第二の名刺があると地域になじみやすくなり、また行く理由もできて、会いたい人が増える。実際に体験されている方のお話で、なるほど〜と思いました。
こうした真鶴の取り組みが参考にしているのが、島根県にある「海士町(あまちょう)」です。本土からフェリーで約3時間、人口約2300人の離島で、20代の若者が島で暮らして働く『大人の島留学』や、年会費制のアンバサダー制度に取り組んでられます。

海士町で生まれ育った青山達哉さんは、海士町と真鶴町で関係人口の仕事に携わっていらっしゃる方。この日は山口勉さんの進行で、町長とのクロストークに登壇されました。
